一枚板の種類を徹底まとめ!色・硬さ・木目で分かる「自分に合う樹種」の選び方
はじめに|「どの木がいいか」ではなく「どの木が合うか」
一枚板テーブルを検討する中で、多くの方が悩むのが樹種選びです。人気や見た目の印象だけで選んでしまうと、暮らし始めてから「少し違ったかもしれない」と感じることも少なくありません。一枚板は、日々の生活の中で使われ、時間とともに変化していく存在です。だからこそ大切なのは、木そのものの特徴を知り、自分の暮らし方に合った樹種を選ぶこと。この記事では「色味・硬さ・木目」という3つの軸から、一枚板の種類と選び方を整理していきます。
1. 一枚板選びでまず知っておきたい3つの基準
一枚板を選ぶ際に重要になるのが、「色味」「硬さ」「木目」という3つの視点です。これらは見た目の好みだけでなく、空間との相性、使い心地、キズや経年変化の受け止め方にも深く関わります。最初にこの基準を知っておくことで、樹種選びの軸がぶれにくくなります。

1-1. 色味|空間の印象を決める要素
色味は、一枚板が空間に与える印象を大きく左右します。明るい色は軽やかで開放的に、濃い色は重厚で落ち着いた雰囲気を演出します。床や壁、照明とのバランスも含めて考えることで、空間全体に統一感が生まれます。
・明るい色味は空間を広く見せやすい
・中間色はインテリアを選ばず合わせやすい
・濃い色味は主役としての存在感が出やすい
1-2. 硬さ|使い方とストレス耐性
木の硬さは、キズの付きやすさや日常の扱いやすさに直結します。硬い木は安心感があり、柔らかい木は手触りの良さが魅力です。どちらが良いかではなく、どう使うかが判断基準になります。
・硬い木はダイニング用途に向きやすい
・柔らかい木は温もりを感じやすい
・キズをどう捉えるかで向き不向きが変わる
1-3. 木目|一枚板ならではの個性
木目は、一枚板の「顔」となる部分です。直線的で整った木目もあれば、うねりや節が生み出す表情豊かなものもあります。第一印象だけでなく、長く使い続けたときの感覚も想像して選ぶことが大切です。
・木目は個体差が最も出る要素
・派手さと落ち着きのバランスが重要
・実物を見て感じる印象が判断材料になる
2. 明るい色味の一枚板|ナチュラルで軽やかな印象
明るい色味の一枚板は、空間に清潔感とやさしい雰囲気をもたらします。圧迫感が出にくく、自然光を活かしたインテリアとも相性が良いため、初めて一枚板を取り入れる方にも選ばれやすいゾーンです。
2-1. メープル
メープルは白に近い明るさと、きめ細かな木肌が特徴です。主張しすぎず、空間にすっと馴染むため、北欧テイストやシンプルなインテリアに向いています。
・明るく清潔感のある色味
・比較的硬く、扱いやすい
・経年変化でやや飴色に変化する
2-2. トチ
トチは日本の広葉樹らしい上品さを持つ樹種です。光を受けたときの柔らかな表情と、穏やかな木目が魅力で、和洋問わず使いやすい一枚板になります。
・透明感のある明るさ
・やや柔らかめで温かみがある
・上質で落ち着いた印象
3. 中間色の一枚板|バランスの取れた万能タイプ

中間色の一枚板は、明るすぎず暗すぎない色合いで、幅広い空間に対応できるのが特徴です。インテリアの方向性が変わっても合わせやすく、長期的な使用を前提に選ぶ方に人気があります。
3-1. モンキーポッド
モンキーポッドは、濃淡のコントラストがはっきりした木目が特徴です。一枚板ならではの迫力があり、空間の主役として存在感を放ちます。
・色のコントラストが美しい
・木目に動きがあり表情豊か
・存在感のある一枚板向き
3-2. ケヤキ
ケヤキは、日本を代表する銘木として知られています。力強い木目と高い耐久性を持ち、重厚感のある空間づくりに適しています。
・はっきりした木目
・硬く耐久性が高い
・和モダンとの相性が良い
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4. 濃い色味の一枚板|重厚感と高級感
濃い色味の一枚板は、空間を引き締め、落ち着いた雰囲気を演出します。照明との組み合わせによって表情が大きく変わるため、夜の時間帯を重視する方にも向いています。
4-1. ウォールナット
ウォールナットは世界的にも人気の高い樹種で、深みのある色合いが特徴です。モダンな空間やホテルライクなインテリアと相性が良く、洗練された印象を与えます。
・深いブラウンカラー
・木目が美しく上品
・落ち着いた高級感がある
4-2. サペリ
サペリは赤みを帯びた色合いが特徴で、光の当たり方によって表情が変わります。華やかさと重厚感を併せ持つ樹種です。
・赤褐色の色味
・リボン状の木目が出ることも
・個性を重視する方向き
5. まとめ|樹種選びは暮らし選び
一枚板の樹種選びは、素材の比較ではなく、暮らし方との相性を考える作業です。色味、硬さ、木目を知ることで、自分に合った一枚板は自然と見えてきます。来宝では、一枚板を「完成品」ではなく、時間とともに育っていく存在として捉えています。ぜひ、長く寄り添える一枚を見つけてください。
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